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【大失敗!?】昇段審査(七段)用にジャージ剣道着(閃NEXT)を買った話【レビュー】

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ジャージ素材の剣道着って、昇段審査に使ってもいいのかな?
やっぱり綿の藍染のやつじゃないとダメなのかな?

とか思ったことないですか?
僕はあります。

いろいろ考えた結果、閃NEXT」というジャージ素材の剣道着を購入しました。
現在はこの「閃NEXT」を着て昇段審査(七段)に挑戦しています。

この記事では昇段審査にジャージ素材の剣道着を着ることに対しての持論と、「閃NEXT」を着てみてどうだったかを紹介します。

ゆーき

昇段審査に向けて剣道着の新調を考えている人はぜひ読んでください!

まとめるとこんな感じです↓

  • 藍染めっぽいジャージ素材ならむしろ審査に適している!
  • 閃NEXTは見栄えが良く動きやすいので最高!
  • お値段が気になる人は西日本武道具の「煌(きらめき)」はどう?

昇段審査にジャージ素材の剣道着はNG?

そもそもジャージ素材の剣道着・袴は審査に悪影響があるのでしょうか?
僕は、見た目が綿の藍染道着であれば、高段位審査であっても問題ないと考えています。

審査でのジャージ否定派の人はいる

ジャージ素材の剣道着・袴は長い剣道の歴史の中で言えば、ごく最近登場したものです。
稽古の場ではかなり普及していると思います。

しかし、大会や昇段審査で着ている人は(高段者ほど)少ない印象です。

ジャージ素材より綿の藍染めの方が上等だ!
大事な場面でジャージ素材の剣道着・袴なんてありえない!

という考えの人が少なからずいるように思います。

審査員が受審者をチェックする項目の一つに着装があるのは事実です。
その際、高段者になるほど、それ相応の風格・品位も求められます。

ジャージ素材の剣道着・袴では、風格・品位を出すのは難しいようにも思えます。

基本的に審査でジャージ素材の剣道着を否定する方針はない

先ほども言った通り、審査員が受審者をチェックする項目の一つに着装があるのは事実です。

しかし、僕が調べた限り、剣道連盟や審査員の先生が、ジャージ素材の剣道着が着装としてマイナスであると述べた事例はなかったです。

寺地種寿教士八段は、2024年2月に長野で開催された剣道六・七段審査会の寸評でこう述べています。

 審査の着眼点で、『正しい着装と礼法』とありますが、立合いの前に確りと準備をして下さい。面紐の長さは結び目から40㎝以内、手拭いが頭からヒラヒラ、袴の裾が前上がり、垂を締めた後の腰辺りの剣道着と袴の皺、色あせた剣道着・袴、自分勝手の礼法や着装によって、風格・品位が損なわれています。事前の準備点検を万全にして審査に臨んで下さい。

2024年2月剣道六・七段審査会(長野)寸評より


また、山崎尚範士八段も、2024年5月に愛知で開催された剣道六・七段審査会の寸評でこう述べています。

 まず、最初に剣道着・袴については、必ずしも新しいものでなくてもいいですが、色あせしていないものを準備し、正しい着装をする。

2024年5月剣道六・七段審査会(愛知)寸評より


お二人とも着装に関してのコメントはありますが、ジャージ素材の剣道着に関しては触れていません。

それよりも、色あせていないものを正しく着ることが大事と述べています。

となると、色が落ちやすい藍染のものよりも、ジャージ素材の方が色落ちがなく審査に適しているとすら言えるでしょう。

色落ちに関して気になる方はこちら↓
【剣道】昇段審査で色あせた剣道着・袴を避けるべき3つの理由【高段位ほど要注意】

ジャージ否定派の審査員がいても、気づかれなければOK!

先ほど、基本的にジャージ素材が昇段審査にマイナスとなる方針はないと言いました。

とはいえ、審査員の中にジャージ剣道着に否定的な人がいる可能性は否定できません。
その審査員がジャージ剣道着を着た受審者を見て、マイナスの印象をもつ可能性はあるでしょう。

しかし、心配は無用です。
ジャージ素材であると認識させなければいいのです。

つまり、見た目が綿の藍染めのものと同等であれば問題ありません。

審査員は短い立合いの中で、受審者の合否を見極めなくてはいけません。
着装も見ますが、それ以外に見なければならない点はたくさんあります。

ぱっと見でジャージ素材だとわからなければ問題ありません。

本人の気持ちも大事

ジャージ素材の剣道着であっても、綿の藍染のものに似たものなら審査でも問題ないと言いました。

しかし、受審者自身がジャージ否定派の場合はおすすめしません。
(そういう人はこの記事を読まないと思いますが。。)

ご自身の考え・気持ちに則ったものを着るべきです。

逆に、

ジャージの方が動きやすくていいんだけど、審査では避けた方がいいかな?

みたいな人にはジャージ剣道着を強くおすすめします。

購入した閃NEXTについて

僕は今回、松勘工業の「閃NEXT」を購入しました。

ちょうど七段審査に向けて剣道着を新調しようか悩んでいた時に、稽古仲間が「閃NEXT」を購入したのがきっかけです。

ゆーき

一目見て、これだ!と思いました。

ネットで一通り調べたのち、その日のうちに楽天で購入しました。笑

村木武道具さんがレビューしている動画も見ました。

自分で半年ほど着てみた結論は、「最高」です。

その理由は以下の2点です。

  • 見た目がいい
  • 動きやすい

「閃」HIRAMEKI NEXT NEXT剣道着
木綿と見分けのつかない最先端ポリエステル剣道着
剣道着に必要とされる要素を極限まで最先端ポリエステルで表現しました。
一瞬にかける剣士の体の動くを妨げず、且つ見た目にも美しい閃NEXTです。

商品紹介ページより


詳しく説明していきます。

見た目がいい

購入の一番の決め手はその見た目です。

  • 生地の質感がいい
  • 綺麗に着れる縫製が施されている
  • 洗っても色落ちしない・型崩れしない

生地の質感がいい。

なんといっても生地の質感がいいです。

生地は少し厚みがあり、凹凸感のある刺子生地です。
ジャージ素材特有のテカリもかなり抑えられており、まさに綿の藍染剣道着そのものです。

昇段審査で着ても、審査員がジャージと気づくことはないでしょう。

綺麗に着れる縫製

閃NEXTには着用した時に美しく見えるような工夫がされています。

  • 袖ぐり斜線縫い
    ⇒構えた時に肩のあたりで生地が膨らまず、すっきり見える。
  • カーブした襟元
    ⇒体にフィットさせてはだけにくい。首の後ろが余らない。
  • 背継ぎ
    ⇒動きやすく着崩れしにく

閃NEXTは昇段審査で求められる、風格・品位ある着装を手助けしてくれます。

洗っても色落ちしない・縮みにくい

藍染めの剣道着はどうしても色落ちしてしまいます。

ゆーき

繰り返し着ていると、いつの間にか色が薄くなってしまうことも…。

先ほども紹介した通り、剣道六・七段審査会の寸評で剣道着の色落ちについて言及する審査員もいます。

 審査の着眼点で、『正しい着装と礼法』とありますが、立合いの前に確りと準備をして下さい。面紐の長さは結び目から40㎝以内、手拭いが頭からヒラヒラ、袴の裾が前上がり、垂を締めた後の腰辺りの剣道着と袴の皺、色あせた剣道着・袴、自分勝手の礼法や着装によって、風格・品位が損なわれています。事前の準備点検を万全にして審査に臨んで下さい。

寺地種寿教士八段 2024年2月剣道六・七段審査会(長野)寸評より

 まず、最初に剣道着・袴については、必ずしも新しいものでなくてもいいですが、色あせしていないものを準備し、正しい着装をする。

山崎尚範士八段 2024年5月剣道六・七段審査会(愛知)寸評より


洗濯機で洗っても色落ちも型崩れもしないジャージ剣道着は昇段審査向きとも言えます。

色落ちに関して気になる方はこちら↓
【剣道】昇段審査で色あせた剣道着・袴を避けるべき3つの理由【高段位ほど要注意】

軽くて柔らかくて動きやすい

昇段審査で求められるのは見た目だけではありません。
立合いで見事なパフォーマンスを出せてこそ審査員が〇をつけるのです。

軽くて柔らかくて動きやすいということも重要です。

  • 動きやすい生地
  • 動きやすい縫製

動きやすい生地

閃NEXTはAIRNEX(エアーネクス)という生地を使用しており、

  • ストレッチが利いてる
  • 軽い・柔らかい
  • 吸汗・速乾機能で蒸れない

という特徴があります。

【エアーネクスの特徴】
●エアーネクスの独自の機能により、素早く汗を吸い取り発散します。
●毛細血管構造になっており、湿気を剣道着の外に排出し蒸発させます。
●この優れた換気システムが剣道着内を快適な状態に保ちます。
●軽量と耐摩耗性のあるナイロン糸で編み方を工夫することで、ナチュラルストレッチ、厚み、膨らみを持たせ、肌触りの良い、最高の実戦型ポリエステル剣道着に仕上げました。

商品紹介ページより

動きやすい縫製

先ほど見栄えのところでも紹介した縫製の工夫ですが、動きやすさにもつながっています。

  • 袖ぐり斜線縫い
    ⇒肩回りのフィット感アップ
  • 背継ぎ
    ⇒背中で生地が突っ張りにくい

その他の嬉しい機能

昇段審査にはあまり関係ないですが、他にも嬉しい機能が閃NEXTにはあります。

手入れが楽

閃NEXTは洗濯機で洗え、色落ちや型崩れがほぼありません。
また、通気性も良くすぐに乾きます。

僕は普通の洋服と一緒に洗濯機に入れて洗うこともあります。

藍染の剣道着・袴だとそうはいきません。
手洗いしているという人も多いのではないでしょうか。

ゆーき

閃NEXTにしてから手入れは圧倒的に楽になりました!

  • 洗濯の際は剣道着を裏返しにして、洗濯ネットに入れ、洗濯槽に入れてください。
  • 洗剤を直にかけないでください。
  • 漂白効果のある洗剤は使用しないでください。
  • 天日干しや、高温になった物干し竿での乾燥はお止めください。変色の原因となります。

ミシン糸に消臭効果あり

閃NEXTはグンゼのSwitorl-C(スイトールC)という消臭糸を縫製に使用しています。

これにより汗だまりの嫌な臭いを解消してくれます。
しかも、この消臭効果は洗濯するたびに回復してくれます!

【グンゼ スイトールC ミシン糸の特徴】
●汗などの悪臭をスピーディーに消臭 吸収したニオイを科学的に取り除きます。
●消臭効果は洗濯するたびに回復 洗濯や日光感想で効果は復元し快適性が持続します。
●糸に強さがあり、ハードな使用にも耐える事が出来ます。 綿ミシン糸に比べて1.5倍の強さ(グンゼ比)

商品紹介ページより

お値段が気になる人は西日本武道具の「煌(きらめき)」はどう?

先ほど紹介した閃NEXTは、私自身が着用した上でおすすめしています。
ですが、いいものだけあって、一般的なジャージ剣道着に比べるとやや高価です。

ゆーき

と言っても、高級藍染め剣道着と比べると断然安いです!

もう少し安価な商品をお探しの方には、西日本武道具の「煌(きらめき)」はいかがでしょう?

こちらも藍染に近い見た目のジャージ剣道着です。
写真で見る限りでは昇段審査で着ても問題なさそうです。

閃NEXTを着て昇段審査で最高のパフォーマンスを!

この記事では昇段審査にジャージ素材の剣道着を着ることに対しての持論と、購入した「閃NEXT」を実際に着てみてどうだったかを紹介しました。

  • 藍染めっぽいジャージ素材ならむしろ審査に適している!
  • 「閃NEXT」は見栄えが良く動きやすいので最高!
  • お値段が気になる人は西日本武道具の「煌(きらめき)」はどう?

僕は今後も「閃NEXT」を着て七段審査に挑戦します。(さっさと合格したいですが…笑)

ご参考にしていただければ幸いです。

以上です。ありがとうございました。

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